カードデータリファレンス
4種類のカードタイプ、データフォーマット、CSV一括発行の方法、そしてゲームバランスの考え方まで、カード作成に必要な全ての情報をまとめています。
4種類のカードタイプ
それぞれ異なる役割と戦略的価値を持つカード
攻撃カード
危険物そのものを表現したカード。引火点や発火点などの物理的特性が攻撃力として機能します。
主要パラメータ
- 引火点→ 攻撃力
- 発火点→ 特殊効果
- 蒸気圧→ 範囲
戦略的役割: ゲームの主軸となるカード。相手のHPを削る主要手段。
防御カード
消火方法や防御手段を表現。攻撃を無効化したり、HPを回復する効果を持ちます。
主要パラメータ
- 消火能力→ 防御力
- 適応性→ 汎用性
- 回復量→ HP回復
戦略的役割: 防御とHP回復の両方を担う。長期戦での重要性が高い。
強化カード
運搬方法や貯蔵容器を表現。他のカードの能力を強化するサポート型カードです。
主要パラメータ
- 容量→ 強化倍率
- 安全性→ 持続ターン
- 効率→ コスト
戦略的役割: コンボの起点となる。タイミングが勝敗を分ける。
妨害カード
法規制や禁止事項を表現。相手の行動を制限し、戦略を崩すトリッキーなカードです。
主要パラメータ
- 規制強度→ 妨害力
- 適用範囲→ 対象数
- 罰則→ ペナルティ
戦略的役割: 逆転の鍵。使いどころを見極める判断力が試される。
カード構成要素
実際のカードに含まれる全ての要素とレイアウト
カードレイアウト
ガソリン
Gasoline
イラストエリア
相手のHPを10削り、さらに次のターン開始時に5ダメージ
各要素の説明
バッジ (右上)
カードの分類を示すラベル。類番号を含む場合もある。
タイトル
カード名と英語表記。視認性を重視した大きなフォント。
イラストエリア
AI生成された視覚的イメージ。カードの識別性を高める。
情報欄
定量データの一覧。引火点、発火点、攻撃力など。
効果テキスト
ゲーム内での効果説明。簡潔で明確な記述。
デザイン原則: 全てのカードは統一されたレイアウトに従います。情報の配置が固定されることで、プレイ中の認識速度が向上します。
CSVテンプレート形式
一括発行のためのデータフォーマット定義
CSV形式について
Comma-Separated Values形式は、表計算ソフトで簡単に編集でき、大量のカードを効率的に作成できます。
Excel / Sheets
表計算ソフトで編集可能
一括処理
複数カードを同時生成
エクスポート
他のツールとデータ共有
4タイプ別テンプレート
攻撃カード (危険物)
| カラム名 | 型 | 説明 | 例 |
|---|---|---|---|
| 名称 | テキスト | 危険物の名前 | ガソリン |
| 分類 | テキスト | 第何類、第何石油類など | 第1石油類 |
| 引火点 | 数値 | 引火点 (℃) | -40 |
| 発火点 | 数値 | 発火点 (℃) | 300 |
| 比重 | 数値 | 水を1とした比重 | 0.7 |
| 水溶性 | 真偽値 | 水に溶けるか | FALSE |
| 効果 | テキスト | ゲーム内効果 | 相手HPを10削る |
防御カード (消火)
| カラム名 | 型 | 説明 | 例 |
|---|---|---|---|
| 名称 | テキスト | 消火方法・設備の名前 | 泡消火器 |
| 種別 | テキスト | 消火設備の種類 | 消火器 |
| 消火能力 | 数値 | 防御力を決定する数値 | 75 |
| 適用類 | テキスト | 対応する危険物の類 | 第4類全般 |
| 回復量 | 数値 | HP回復量 | 5 |
| 効果 | テキスト | ゲーム内効果 | 攻撃を無効化 |
強化カード (運搬)
妨害カード (規制)
ゲームバランスの考え方
公平で戦略的なゲームを実現するための設計指針
パラメータ分布
カードの強さに極端な偏りがないよう、パラメータの分布を確認します。
確認ポイント
- •最強カードが突出していないか
- •使えないカードがないか
- •平均値付近に集中しすぎていないか
相性関係
じゃんけんのような三すくみ関係があると、戦略性が生まれます。
相性の例
プレイ時間
1ゲームの長さが適切かどうかを調整します。
目安
- 理想的な時間20〜30分
- 最短10分
- 最長45分
テスト方法
定量的テスト
勝率の記録
同じデッキで複数回プレイし、勝率を計測。50%付近が理想。
プレイ時間計測
平均ゲーム時間を記録し、長すぎないか確認。
使用率分析
全く使われないカード、使われすぎるカードを特定。
定性的テスト
面白さの評価
プレイヤーに5段階で楽しさを評価してもらう。
問題点の収集
「ここが不満」「こうしたい」という意見を集める。
改善案の議論
問題を解決するルール変更を生徒と一緒に考える。
バランス調整の哲学
完璧なバランスは存在しません。重要なのは、継続的な改善プロセスです。生徒の意見を聞き、データを集め、調整し、また試す。この繰り返しが、ゲームだけでなく、生徒の問題解決能力も育てます。